大客殿
 十六世日済上人の時に、芝の二本榎の名匠、鈴木源治郎氏の手によって昭和四年に落成。百五十坪。用材は全て桧で、数百の材木の中から一本の材料と云うほど、材料を厳選して造営したものだそうである。この様な規模の木造建築は現在では構築不可能といえる。
北側はガラス障子の広縁を巡らし、中央には物見台が設けられ名庭邃溪園と対坐する。頂経の間には「日本一の大きさ」を誇る大南天の床柱がある。東京都選定歴史的建造物となっている。
 平成22年から23年に歴史的な街並み景観の形成を図るための新たな取組として設立された「東京歴史まちづくりファンド」の支援により一部修復しています。